ワールドグランドチャンピオンズカップ( 通称グラチャン )が
行われていましたね。
そこで試されていた新戦術が、「 MB1 」 というもの。
MBとは、ミドルブロッカーの略。
バレーボールに詳しくない人は、なんじゃそれ?って感じですよね。
バレーボールは、コートに1チーム6人がプレーします。
トスをあげる役目のプレーヤーが、セッター。
高くあげたトスに、スパイクを打ち込むアタッカーを
ウイングスパイカー。
低いトスに速攻でアタックを打ち込んだり、ブロックを主とする
センタープレーヤーが、ミドルブロッカーです。
一般的には、セッター1人、アタッカー3人、センター2人の
メンバー構成です。
わかりやすく身長でいえば、一番低いのがセッター、
中くらいの高さがアタッカー、
一番背が高いのが、センターだと思ってください。
そのうち、センター1人を外し、アタッカーを1人増やしたのが
この新戦術。
MB1、つまり、普段2人のミドルブロッカーが1人です、というもの。
真鍋監督いわく、日本のMBは点が取れない、代わりに、
得点能力の高い、ウイングの選手を入れると、説明しています。
攻撃面では、どこから誰がスパイクをうつかわからないという
魅力があります。
逆に、守備面では、ブロック力の低下、また、クイックなどの
速攻の攻撃が減ってしまいます。
ただ、日本のバレーを見ていると、どの試合でも一番点を取ってるのは
ウイングスパイカーで
ミドルブロッカーのブロックポイントなんて、数えるほどですし
そういう意味では、思い切った選手起用なのかと思います。
真鍋監督いわく、リオで金メダルを取るための第一歩だそう。
ここからさらに進化していく、女子バレーに注目したいですね。