ニュースの天気予報ではこの雨を
「 花起こしの雨 」 と言っていました。
桜が咲く直前に降る雨が、恵みの雨として、開花を促すため
こう呼ぶのだそうです。
なんとも、日本的な情緒ある言葉だなぁと思いました。
では他には、この時期、どんな情緒ある言葉があるのか。
・春霞(はるがすみ)
春の季節に立つかすみのこと。
朝、起きて、遠く空がかすんで見える時ありますよね。
今では、PM2.5かと思ってしまうところが、さみしい感じです。
・花冷え(はなびえ)
桜の時期に、陽気が定まらず一時的に寒くなること。
花見に出かけたら、意外と寒かったって時ありますよね。
寒の戻りなんて言葉もありますが、こちらの方が
情緒を感じます。
・菜種梅雨(なたねつゆ)
3月下旬から4月上旬にかけて、菜の花の咲いている時期に
降り続く雨のことを言います。
春から夏にかけては、植物の成長を促す、大切な雨が降ることから
この時期の雨に、植物の名前 が付いているものが多いです。
「 菜種梅雨 」 に続いて、5月初旬は、「 たけのこ梅雨 」、
5月中旬からは、「 卯の花くたし 」、
その後、梅の実の熟す頃、本格的な「 梅雨 」となります。
情緒あふれる言葉は、まだまだありますが、こういった
きれいな日本語を、もっと大切に、使っていきたいものですね!