過ごしやすい日が、多くなってきましたね。
お彼岸といえば、彼岸花。
彼岸花に限らずですが、その時期になると
しっかり花を咲かせる植物には、感心しますね。
中でも、この彼岸花は、めちゃめちゃ賢いんですね〜。
彼岸花を見ると、葉っぱがないですよね。
葉っぱは、あるんですが、花と同時には、出てきません。
彼岸花は、球根をもつ植物で、他の植物が枯れている時期(冬)に
葉を出します。
葉は、太陽の光を、たっぷりと浴びて、栄養を球根に貯え
夏になると、葉を散らし、休眠期に入ります。
そして、秋になると、ため込んだ栄養を使って、ぐんぐんと伸び
一気に花を咲かせるのです。
この球根ですが、実は、毒があります。
彼岸花の別名というと、「 曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」 が有名ですが
「 シビレバナ 」、「 ドクバナ 」 という別名もあるくらいです。
田んぼのあぜ道に、彼岸花が多いのは、この毒で
モグラやネズミ除けをする役割があった、といわれています。
また、この毒性を使って、昔は、イイダコ釣りの餌にも
彼岸花の根っこが使われていたそうですよ。